認知症の中でも最も多いのが、記憶力や思考力が衰えていく「アルツハイマー型認知症」です。
具体的な症状としてもの忘れなどを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は嗅覚の障害が
先に現れます。
そのため、もの忘れの症状が始まる前に嗅覚に刺激を与えることで、認知症を予防できる可能性
があるといわれているのです。
香りの情報は嗅覚をつかさどる「嗅神経」を通って脳の一部に伝えられます。
香りの情報が伝わる箇所には、記憶をつかさどる「海馬」という部位があり、嗅覚を刺激すること
で間接的に海馬が刺激され、記憶力が活性化するのです。